電車で話していた男性2人の会話・・・
恐らく習い事、武道の仲間なのだろう、良い話を聞きました。
(上司らしき人をA、部下らしき人をBとします)
A「前は学校の先生やってたんだけど保護者とPTAといざこざあって辞めざるを得なかったんだ」
B「え?前は教師やられてたんですか?」
A「そうなんだよ、でも今思えば気付かない間に自分が偉そうになってたんだよ」
B「偉そうに?え?どういうことです?」
A「教師ってやってると知らない間に偉そうになって、人して傲慢になるんだよ」
B「へぇ!?そうなんですか?」
A「人前に立って話したり教えてることを続けると、知らず知らずの間に傲慢になっちゃうんだよ。気付けば保護者の人にまで偉そうにしてる自分が出来てた。それが自覚無しだから余計にダメなんだよ」
B「そうなんですか、自分にはわからない世界です」
A「教える側ばかりに居ると変なプライドも出来てるんだ、だから教わることのことを知ろうと思ってさ。それで前々からやってみたかった武道を始めたんだ、それでも最初は教職特有な変なプライドが何か邪魔してたよ」
・・・・・
電車で聞いてただけですが
このAさんが素晴らしい姿勢だと感じました。
何人か教師、講師の知り合いはいるけど
確かに時々偉そうだなと感じる面もなくはない(失礼ではあるけど)
教える側の人ほど
教えてもらう側のことを知らないとダメだということ
教える側にとって「わからない」や「できない」という人は出てくるだろう。
そんな人にも向き合わないといけない。
わかるまでは個人差もあったりするわけです。
「わからない」や「できない」という人たちの気持ちを知る。
そのために自分が教わる側になった。
深いなぁ・・・なんて思いました。
僕自身も仕事で教える立場になることもある中堅な立ち位置
気づかない内に傲慢になってるかもしれない・・・
学ぶ姿勢、初心を忘れたらいかんね。