元バンドマンのRyuです。
2025年でバンドを辞めて10年になりました。
10年経ったから今だからこそ思えることを書き綴ろうと思います。
辞めた当時は25歳、今は35歳、その間に心境の変化であったり生活の変化もありましたし
それら含めて今だからこそ言えることもあるので書き綴ります。

バンド辞めてから機材を充実させた自分・・・
10年前の自分
今思えば尖ってたというか痛いとしか思えないし
若かったなと思うことが多いです。
辞めたあの頃もまだ黒歴史を刻んでいましたね(笑)
その時、僕は東京に住んでいました。
バンドはラルクコピーでしたが
2013年に加入して紆余曲折ありながらも
色々あって数年続けていたバンド。
半年で辞めることも考えたし
メンバーとの折り合いも良くなかったし、正直嫌なことのが多い現実。
僕は当時は社会人、プロギタリストになるとか考えてたわけではないですが
とにかくギターを上手くなりたい気持ちでした。

自分で言うのもなんですが、ギターに関しては関東に行って
バンド、セッション含めて上達したと思ってます。
その成長の最中が10年前と言えます。
正直言うと、学んだことのそのアウトプットにバンドをしていた。自分のプレーヤーとしての練習は全く別。
音楽理論の基礎とかやってたり
その上でギターを弾いて知識を深めていくという、そんなことをしていた。
そのキッカケも関東で得たこと、大阪で居たら得られなかったでしょうし
自分自身学びたい気持ちで色んな場に足を運んでました。
そうしていたら当時バンドをすることの意味も薄れていたけど
腐れ縁で続けていたと言っても過言ではない。
当時のバンドのリーダーは役に立たない上に色々と下手くそでし。
ベースは協力的で良かったけど。
自分のやりたい音楽の方針、新しく挑戦したい気持ちとは合わない上に自分の技術向上のことが全くないし残念でならなかった。
そんなことは昔からバンドではよくあることでもあったけど(笑)
その当時はライブ決まったものの、メンバーとトラブルがあり脱退やらあって。
自分の知り合いメンバーで声かけて何とかライブを成り立たせたという2015年夏の巣鴨でしたね。

今思えばあのライブがバンドのギタリストとして最後でした。
もう本気で嫌になってたし、スタジオでも常にイライラしてたな(笑)
自分としてはもうバンド活動でやりたかったことは2011年に全てやりきった。
当時、オリコ女史とのVanilla*(第二期)
いつ辞めるかというのは腹の底から嫌になったら、というのがタイミング。
それが2015年8月、忘れもしない自分にとっては最悪の時期でした。
2015年頃の私生活の自分
知ってる人は知ってる話なんですけど
その当時僕は結婚した頃でもあります。
バンドを辞めた理由として、その頃に結婚したから?と聞かれた事もありましたが、正直それは全く関係ない。
バンドを辞めようというのは2010年頃に考え始めたこと。
ただ当時の自分はもっとプレーヤーとして経験を積んでいきたい。
どうせならバンド活動を”腹の底から嫌になるまで”続けようと決めてた。
それが自分のやり方、少し嫌になったくらいでは辞めない。腹の底から嫌になったら辞める、これは自分の恩師の教えでもある。
就職したらバンド辞めろ、結婚したらバンドを辞めろとか一部からは色々言われたことはあったがそれとこれとは別、僕からするとそれが理由で辞める意味はわからん。
仕事に専念する為にギター辞めるとか考えられんしギターを取ったら僕なんて何も残らん(笑)
知人では結婚したらバンド、楽器を辞めるとか、家庭優先とか言う人もいるが
自分からするとその考えはよくわからない。
その後は神奈川に引っ越して8年、2024年の春に大阪へ帰ってきました。
バンドを辞めた理由
僕がバンドを辞めた理由は
- バンドするのが腹の底から嫌になった
- 自分の好きな音楽を楽しんでいきたい
- バンドでやりたいことはやりきった
昔はバンドすることは好きでした。
本当に楽しみだったのにそれが嫌いになってしまった。
自分のやりたい音楽を好きに弾きたいからバンドを辞めた。
メンバーとのいざこざとかお金のトラブルとか、音楽仲間とのアレコレとか色々ある。
演奏することと全く関係ないところで苦労してしまって、本来楽しめること
楽しむべきバンド演奏や楽器を演奏することができなくなった。
まずメンバーが嫌いなのもあったし(そもそも論)
さらには上手くいかないことばかり・・・コピーバンドでしたけど。
最後にやってたバンドがトータルで一番クソだったと思うし
やってた自分も馬鹿だったとさえ思う、腐れ縁といえね。
だからこそ辞めて本当にスッキリした。
それ以降は本当にギターを弾いて楽しむことができてるし、セッションも楽しめて、そこからライブに繋がったりもして嬉しかった。
その後のラルクセッション、CYAMPSではやり残したことを清算したといっても良いです。
バンドの人間関係
自分の場合は腹の底から嫌になった理由って大体は人間関係です。
あとは大体はお金のトラブルはあった、それで苦労もしたし嫌なこともたくさん。
そんなことが重なっていくと、本来やるべき演奏が楽しめなくなる。余計なことも考えず、楽しく演奏することが出来なくなる。
そう考えればその場限り、その日限りのセッションというものが気楽なわけです。
その中で本当にいい仲間と出会って
ライブにも繋がっていい音楽できましたね

音楽への向き合い方や熱量の差もあるのは仕方ない、人が集まればそんな差があって当然。
僕からすればその熱量の差がストレスになることもあったけど、それよりも人間関係やお金に関することが多かった。
バンドメンバーだけでなく、その他のバンド仲間との関係性も大事で付き合いとかもあったりする。
それはバンドというもの以前に、人間関係、社会性ってものでもある。
自分の尊敬する人達はその区切りをしっかり出来てるわけで。
自分のある種の優しさ的なのかそのお人好しと馬鹿さが失敗だったと言えるでしょう。
そんな失敗も25歳くらいで気づいて今に至るという感じです。
それ以降は本当に平和に過ごしてるし、バンドでライブもあったけど
演奏に集中できたし、良い環境で最高でした。

バンド辞めて良かった
自分としてはバンドを辞めて良かったという結果ですし、またやるなんて考えられない。
いい仲間にも出会ったし、自分の尊敬できる人にも出会えたことに感謝してます
一部ではありますが、写真を・・・





人が集まれば問題は起きるもんですし、意識の違いもある、当たり前といえばそう
好きでやってることですし、今は時間を大切に出来てると考えてます。
もう今はバンド不適合者かもしれないな(笑)
これからも僕はギターは弾いていきますし
弾き語りや音源作りも含めて音楽は続けていきます!