バンドをしていた時のことです。
ちょうどblanc-et-noirが解散した頃でした。
その頃にライブをしたことがあったんです。
で、終わってからライブ主催のスタッフさんから言われたこと
もっと自然体で力抜いたら?
っていうことでした。
完璧な演奏も大事ではある
バンドしていて、ライブをするにおいて
僕は出来る限り完璧な演奏をいつも心がけていました。
いつもそう失敗しないように気を付けてたと言ってもいい。
そこを指摘されたんです。
「君は自然体の方がもっと良くなるで」
その当時は「はぁ?」ってのが正直なところでした(笑)
100点満点を望む人はいない
ライブを見る側は演奏そこまで気にしてないってことですね。
完璧な演奏をすることも大事だが、それは日頃の練習でいい。
日頃の成果がライブでは勝手に滲み出てくるということです。
「エンターティナーになれとは言わんがお客さんを楽しませることもステージに立つなら考えた方がいいで」
というアドバイス。
そこちゃんと理解したのは、そのアドバイスから半年後くらいのことでした。
他人からすれば完璧も100点満点とは限らない
僕は完璧な演奏をずっと意識してきて
ある日のこと、ワイヤレスを使って初めてライブをした時のことでした。
シールドに縛られない自由さが嬉しくて、ステージで動き回っていたんですよ!
自由だぁぁぁ!!!
自由なのは良いが、その日は会場も広いところでして
エフェクターボードから遠い位置だったり、ドラムの横行ったりとかでやたらとエンジョイしておりました(笑)
ギターソロの時ブースターとディレイ踏まずだったり(ベース側に居て戻るの忘れた)
あとはコーラスを忘れてしまったりとか…
とりあえずやらかしてしまったんです。
なので終了後にメンバーには凄く謝ったんです。
「ごめん、今日はボロボロやった!」
けどそれに対してメンバーは
「全然良いよ!」と寧ろ気にしてないくらい
ライブ主催の人からも
「その感じが良い!動き回って楽しそうなのが伝わるから」
自分の中では50点くらいでしたが
何故か周囲からの評価も良かったりする・・・
ワイヤレスで自由で動き回れるから凄い楽しかったんですよ(笑)
そうやって自分が楽しんでる光景がライブを見てる人からすると楽しめてたりするんだなとわかりました。
初めてわかってきた自然体
確かにステージで上手く弾くことは良いけど
見にきてる側は完璧よりも楽しみに来てるんだなと・・・
見てて楽しい方がそりゃいいわな。
自分が直立不動で弾いてる人の演奏を見て楽しいかっていうと、それも嫌いじゃないけど。(KellySIMONZさんの演奏はいつもガン見です)
自分の好きなギタリストは完璧な演奏+パフォーマンスもある。
ライブで楽しんで弾くってことは、客観的にも伝わるんです。
完璧な演奏も大事だが自然体でも弾く
ワイヤレスを初めて使った日に自然体で弾くことも大切だと感じ始めました。
日頃しっかり練習する時間も大切だが、それ以上に自然体でリラックスする練習も意識しています
失敗しないように・・・ってのも大事ですが
そこを意識すると、思わぬところで失敗したりもある。
自己評価が低い時に周りから良かったという声は複雑でした。
自分の100点って大したことはない
自分の中での100点って小さいもんだということです(笑)
なので僕はステージでは良い意味で力を抜くようにもするようになりました。
曲の練習を披露するのがライブじゃない。
なのでライブの当日や本番直前とかはリラックスするようにしています。
本番の演奏のことは何も考えないくらいです。
完璧を意識するのは練習だけにしています。
まとめ
大きくまとめてしまうとライブは人の生き様が見えます。
その人がどういうプレーヤーなのか?どういう練習してるのか?っていうのも
見る人は見てるし、そこを感じ取ってくれるんですよ。
・自分の100点は小さい場合もある
・自己評価低い時の方が客観的に良い場合もある
・ライブでは完璧よりも自然体で楽しく弾く
今日はこの辺で終わります。
読んでくれた方々、ありがとうございました!